シルバーウィーク、大阪では快晴が続いています。
連休中も部活で毎日学校に行く高1娘。昨日は唯一のオフだったのですが、「ばあばに会いたい!」と言うので、私の実家に二人で行って来ました。実家に行くと、いつもはみんなで食べて飲んでと家でゆっくりすることが多いのですが、今回は母と娘に付き合ってもらって、近くの大山崎山荘美術館へ行くことに。




ここは、大正から昭和の初期にかけて関西の実業家が建築した別荘を復元した美術館で、所蔵作品も魅力的なのですが、何と言っても山荘の建物自体が一見の価値ある素敵な場所なのです。残念ながら、建物の内部は撮影禁止なのですが、太くて立派な柱や梁、採光の影響を考慮した窓ガラスなど、うっとりさせられます。初めて訪れた娘もとても感激していました。

私のお目当ては、こちら。大好きなルーシー・リーの展覧会が始まったばかりでした。



いつ観ても、美しいかたちと質感。凛とした佇まいなのに、芸術然としていない。思わず手に取りたくなる、そんな親しみやすい雰囲気を放っています。私は娘と美術館に行くと必ず「どれか一つあげると言われたら、どれにする?」と問いかけてしまうのですが、この日、母が全く同じ質問を私にしてきたので思わず笑ってしまいました。血は争えません。

2階の喫茶室でコーヒータイム。展覧会にちなんだケーキをいただきました。「ルーシー・リーの贈り物」と名付けられたこのチョコレートケーキ、彼女が客人をもてなすために焼いていたというオリジナルレシピだとか。




喫茶室から続くテラスからは木津川、宇治川、桂川が合流する、素晴らしい景観が広がっています。



美しい庭園を散策した後、山道を下り、JR山崎駅前にある離宮八幡宮にも立ち寄りました。ここは、エゴマ油発祥の地だそうです。昔は油の製造と販売で栄えていたのだそう。



女三世代の楽しい一日となりました。ところで、娘に「どうして急にばあばの家に行きたくなったの?」と聞いてみたら、実は毎日学校で人間関係にかなり気を遣っているそうで、「現実を忘れられる、ほっとできる場所に行きたかった」のだそう。それが「ばあばの家」だったんだねえ。突然の孫の来訪に、母もとても嬉しかったようです。



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